島…君をレンタルしたいカナ
彼のことなんて何も知らないのに。
ペットハウスの店長してる以外、他は名前しか知らないのに。
(でも、いいんだー。そのうち分かるようになってみせるもん!)
お店に通ってるうちにきっと仲良くなって、「カナ」「理玖さん」と呼び合う関係になるんだから。
妄想どんと来いよ!…と思いながら、うたた寝ばかりを繰り返してたせいだろうか。
気づくと夕暮れに近くて、勿体無い休みの一日を送ってしまっていた。
「チョロ?」
コタツから上半身だけを出して、カメみたいな格好のままケージ内を見た。
チョロの餌台の上に置いてたリンゴは少しも減っておらず、トイレにも一回も行ってない。
水は飲んでるのかどうかすらも不明。
何だかスゴく心配になって、入れてはいけないと言われたけど、ついケージの中に手を突っ込んでしまった。
トントンと指先で巣箱の壁を叩いた。
ピクリとも動かないシマリスの胴体に触れ、「チョロ」と小声で呼びかけたけど無反応。
これってやっぱり何か変じゃない?
こんな状態になって、知らん顔しててもいいものなの?
まさか、このままずっと動かないでいて、餌も水も食べたり飲んだりしなくなったらどうすればいいの?
大変なことになってから店長さんにヘルプを求めても遅いとか言われて、こんな事になるんじゃないかと思ってた…とか呆れられても困る。
ペットハウスの店長してる以外、他は名前しか知らないのに。
(でも、いいんだー。そのうち分かるようになってみせるもん!)
お店に通ってるうちにきっと仲良くなって、「カナ」「理玖さん」と呼び合う関係になるんだから。
妄想どんと来いよ!…と思いながら、うたた寝ばかりを繰り返してたせいだろうか。
気づくと夕暮れに近くて、勿体無い休みの一日を送ってしまっていた。
「チョロ?」
コタツから上半身だけを出して、カメみたいな格好のままケージ内を見た。
チョロの餌台の上に置いてたリンゴは少しも減っておらず、トイレにも一回も行ってない。
水は飲んでるのかどうかすらも不明。
何だかスゴく心配になって、入れてはいけないと言われたけど、ついケージの中に手を突っ込んでしまった。
トントンと指先で巣箱の壁を叩いた。
ピクリとも動かないシマリスの胴体に触れ、「チョロ」と小声で呼びかけたけど無反応。
これってやっぱり何か変じゃない?
こんな状態になって、知らん顔しててもいいものなの?
まさか、このままずっと動かないでいて、餌も水も食べたり飲んだりしなくなったらどうすればいいの?
大変なことになってから店長さんにヘルプを求めても遅いとか言われて、こんな事になるんじゃないかと思ってた…とか呆れられても困る。