島…君をレンタルしたいカナ
家族の会話が少し増えて浮かれてた。
お父さんが生きてた頃と同じ様な気がして、何だか嬉しく思ってた。

もしも、チョロがレンタル中に病気で死んだりしたら、私達はまた心に根深い闇を持つことになる。

笑おうにも笑えず、笑うことすらも罪のように感じて生きるの?


(そんなのヤダよ。あんな塩っぱい現実を見るのはもういい……)



父が亡くなった日のことを思い出した。

あれは私がまだ高校二年生の頃だーーーー。



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