空の郵便
1通の手紙




「……えっと……何これ?」


夕飯の買い物から帰ってきたお母さんに問う。
お母さんは冷蔵庫に、買ってきた物をなおしながら答える。


「何って…あなたに手紙。珍しいわね。…あ、このお肉賞味期限切れそう」

「手紙…誰からだろ?」


私の手にはお母さんから渡された、1通の手紙。
…綺麗な水色の、空の色をした手紙。



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