近藤夢【短編】


「近藤!―――あれ?近藤唯!欠席か?」



わたしは無言でゆっくりと手を上げた。


にらむような目でわたしを見る先生。



「おまえが近藤唯か。え〜と、みんな聞いてくれ!こいつはふつうに話すことができないし話さない。みんな覚えておくように」



つらい。


うつむく。


こいつっていわないで。



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