~闇を抱えた最強総長~
あ、とにかく抜け出さないと。


あたしが抜け出すのに集中していると...


柊「もう諦めろ。」


華蓮「う~。」


柊「華蓮、分かったか?」


華蓮「え?」


柊「華蓮は女だ。こうやって捕まったらどんなに華蓮が強くても相手のいいようにされる。」


華蓮「っ!!」


分かってるよ。


もう痛いくらい経験してるから...。


でも、少しでも、希望を持たないと、あたしの中の何かが崩れそうなんだ...。


もう誰も失いたくない。


だから、あたしが守るんだ。


たとえ自分を犠牲にしてでも...。


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