~闇を抱えた最強総長~
それからあたしは、“あいつ”の車で別荘みたいな所に連れてこられた。



郁人「これからはずっとここで暮らしてね。逃げるなんて真似許さないよ?」



華蓮「…そんな事するわけないじゃない。」



だってみんなを殺されてしまうから...



郁人「いい子だね。僕の華蓮。」



華蓮「お前のものになったつもりは無い。」



郁人「そうだったか、困るなぁ。」



そう言いながら笑う“あいつ”。



でもまだ本性は見せていないだろう?



郁人「大丈夫、絶対に僕のものにするから。早く僕の言いなりになってよ。」



ほら。



嫌なことを考えてる時は歪んだ顔を作る。



あたしはそういう“あいつ”の事が大っ嫌いだ。



郁人「あ、そうそう!明日華蓮の学校へ行ってお友達にお別れを告げに行くよ?」



華蓮「っ!なんでそんな事をしなくちゃいけないの!あたしはみんなの前から姿を消した。何も残してきていない。もうそれでいいでしょう!?」



















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