~闇を抱えた最強総長~
~柊side~



…これから俺はどうすればいいのだろう。



本当はあんなこと言うつもりはなかったんだ…



でも、頭のどこかで華蓮の言葉を本気で受け止めていた…



華蓮が裏切るはずがないのに、



あんなことを言うはずがないのに、



どうして俺は華蓮を信じてやれなかったんだろう。



冷静になった今でも、華蓮を信じきれていない。



そんな自分が大っ嫌いだ。



疾風「お前ら、なんで華蓮にあんなことを言った」



瑠衣「…華蓮は、裏切ってないと思う…」



あぁ、この2人は華蓮を信頼しているんだな。



最低なのは俺の方だった…



夏樹「華蓮が裏切ってないってどういう事だよ!証拠があるのか!?華蓮は…自分の口からあんなことを言ったんだぞ!」



夏樹の気持ちも分からないわけではない。



だが……



柊「俺は…最低なことをした。華蓮は裏切るはずがないのに……後先考えずにきつい言葉を発して…今でも華蓮を信じきれていない自分が…どこかにいる……」











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