~闇を抱えた最強総長~
何もすることが無くなったあたしは、白いベッドに寝っ転がった。



あたしが今いる部屋は白で統一されており、このベッドも白のキングサイズのベッド。



華蓮「はぁ」



思わずため息がでる。



白が嫌いなあたしにとって、この部屋は苦痛でしかない。



…少し眠くなってきた。



ベッドの上でウトウトし始めた時、部屋のドアがノックされた。



郁人「華蓮、入るよ。」



……『華蓮、入るぞ。』



華蓮「っ!」



一瞬あいつと柊が重なった。



…倉庫にいる時、寮にいる時、いつも安心する声で呼びかけてくれた。



柊…会 い た い



郁人「…華蓮、何考えてる?」



あたしが色々考えてるうちに、もう郁人は部屋の中に入ってきていたようだった。



華蓮「…何も考えてない。」



あたしは俯いてそう答えた。



郁人「まぁいいよ。これから僕しか考えられないようにしてあげるから。」



そう言ってあいつはあたしを押し倒した。



華蓮「っ!!」








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