~闇を抱えた最強総長~
~華蓮side~


玲央「僕は奏さんに輝龍という居場所を貰った。あの時奏さんと出会わなかったら今の僕はここに居なかったんだ。」


玲央の過去は思っていたより残酷だった。お父さんの死、お母さんの豹変、色んな事が重なり合ってしまったんだ。


玲央「でも僕は穢れてる。一生綺麗になんてならないんだ。いや、なれないんだよ。」


華蓮「そうなんだ。玲央も辛かったね。」

玲央「っ!やっぱり華蓮もっ!華蓮「なんて言うとでも思った?」


玲央「え?」


華蓮「玲央は同情されたいの?」


玲央「そんなことないっ」

華蓮「うん。だから同情なんてしない。玲央、話してくれてありがとう。玲央の過去は確かに辛いもの。でもそれは過去なんだよ。今の玲央じゃない。玲央は今幸せ?」


玲央「当たり前だよ!」


華蓮「ならそれでいいんだよ。昔は昔、今は今なんだから。これから頑張って過去から抜け出せればいい。でもこれだけは忘れないでね。今を精一杯生きて。」
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