~闇を抱えた最強総長~
~柊side~


華蓮が駿翔の後ろに乗った。その時、俺は無性にイライラしたんだ。


この気持ちはなんだろう。


最近俺がおかしい。だいたい俺は女なんか興味がなかった。


俺らの外見しかみてくれない、そこら辺の女なんて...大っ嫌いだ。


だが、華蓮が転校して来た時、何故か興味が湧いたんだ。


それは、華蓮が絶対只者じゃないっていう理由かも知れない。


でも俺は、それじゃない“何か”を感じたんだ。いや、感じた気がしたんだ。


華蓮が1回だけ見せた心の闇。華蓮は気づいてないかもしれないけど、俺はそんな華蓮を助けたいと思った。


そんなことを考えていたらいつの間にか倉庫に着いていて、駿翔に耳元で


駿翔「そんな少しのことにヤキモチ焼いてたら華蓮に嫌われますよ?」


っ!?そうか。あの謎のイライラの正体はヤキモチだったのか。


それに気づいてる駿翔も華蓮が好きなんだな。好きと気づけば猛アピールだ。






< 63 / 222 >

この作品をシェア

pagetop