~闇を抱えた最強総長~
でも制服だと動きずらいな。


あたしは一瞬で黒龍の時の服に着替えた。


いつも鞄に入れててよかった。フードを深く被ったら、戦いの幕開けだ。


幹部部屋から出たら、ちょうど玲央の背後に金属バットを持った下っ端がいた。


バシッ


玲央「ハァハァっ!?」


バキッ


1発で敵の急所を狙う。それが黒龍の戦い方だ。


この調子で一気に敵を倒していく。
いつの間にか桜華の幹部も来て参戦していた。


最後は悪蝶の総長だけだ。


華蓮「おい。てめぇら悪蝶は何が目的だ。」


悪蝶総長「はっ!そんなん輝龍を倒しに来たに決まってるだろ?でも今日は運が悪かった。また来てやるよ。」


と言ってあいつら悪蝶は帰っていった。


とにかく輝龍の奴らの手当てを優先させなきゃ。


華蓮「おい。救急箱はどこだ。」


柊「っ!?これです。」


あたしは慣れた手つきで下っ端の手当てをしていく。


ふぅ。全員終わったな。


輝龍の幹部がいるところを振り返ると、放心状態の柊達がいた。


5分後にやっとこっちに戻ってきたようだ。


玲央「く、黒龍?」


輝龍「あ、あぁ。」


柊「!!華蓮は無事か!?」


駿翔「幹部部屋にいない!?」


駿翔が敬語じゃなくなってる。取り乱すと敬語じゃなくなるんだ。


ってそうじゃなかった。







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