私の運命の王子様はどこ!?


悪い予感ってもんは、なんでこんなに的中してしまうんだろう……

そこに立っていたのは、今朝のムカつく男だった。

しかも、靴の色を見る限り、同学年……

それでも見覚えがないってことは、よっぽどクラスが離れてる、とか……?

って、そんなこと考えてる場合じゃない。
さっさとここから退出しないと……

出来ることなら、これ以上は関わりたくない!!


「お前、足は?」


人が関わりたくないと願ったそばから、男が話しかけてきた。


「だ、大丈夫です」


「大丈夫なら保健室にいないだろ」


連れてこられたの!って叫びたい気分だったけど、

それは夏鈴の良心を悪く言うみたいで嫌だったから、ぐっと我慢する。

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