私の運命の王子様はどこ!?


「おい!あぶねぇだろ!!!」


何が起きたのかを理解する前に、車の運転手が私に怒鳴り、走り去っていった。


今、何が____?


「おい、お前。」



パニックに陥った私の頭上から、冷ややかな声が降ってきた。


「……は、はい…?」


恐る恐る顔を上げると、そこにいたのは制服姿の、恐ろしい程に美形の男子だった。


(もしかして、この人が私を?
……!!!これって、もしかして、運命の……!?)

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