運命のヒト

その瞬間、僕は彼女から逃げられないと感じた。

いや、逃げるなんてことはしないのだが。

一年前に彼女を見つけたときからきっと僕のものにすると決めていた。

天使のような笑顔の裏に悪魔のような一面があると思っていた。

今、それを確信した。

君は僕の思った通りの人だった。

僕は涙を流しながら笑顔で言った。

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