星降る空で抱きしめて【上】~女子校英語教師と生徒の恋の場合
そんなことを思ってふと笑いそうになると、遮るように先生が言った。
「それと俺さ…
そもそも彼女いないから。」
「え…」
夜璃子さんから聞いてはいた。
けど。
先生の口からあえてそんな言葉が出るなんて…
私の胸は再び激しく刻み出す。
「あ、そんなこと南条にはどうでもいいか。」
そう言ってふいと先生は眼を逸らし、手近な椅子に腰掛ける。
(どうでもよくないしっ!)
そう言ってしまってもいいのか迷っていると、先生は別の話を始める。
「模試だったんでしょ、昨日。どうだった?」
「う…それが…
全然ダメで…」
「えっ!?何やってんの!?
もう11月になるんだけど?」
「……」
半分は先生のせい!と叫びたいのを飲み込む。
「ちょっと成績良いからって見くびり過ぎじゃね?」
「……」
確かにあとの半分はそうなんだけど…
「それと俺さ…
そもそも彼女いないから。」
「え…」
夜璃子さんから聞いてはいた。
けど。
先生の口からあえてそんな言葉が出るなんて…
私の胸は再び激しく刻み出す。
「あ、そんなこと南条にはどうでもいいか。」
そう言ってふいと先生は眼を逸らし、手近な椅子に腰掛ける。
(どうでもよくないしっ!)
そう言ってしまってもいいのか迷っていると、先生は別の話を始める。
「模試だったんでしょ、昨日。どうだった?」
「う…それが…
全然ダメで…」
「えっ!?何やってんの!?
もう11月になるんだけど?」
「……」
半分は先生のせい!と叫びたいのを飲み込む。
「ちょっと成績良いからって見くびり過ぎじゃね?」
「……」
確かにあとの半分はそうなんだけど…