星降る空で抱きしめて【上】~女子校英語教師と生徒の恋の場合
でも…
ちょっと不安になる。
「…先生、いいの?生徒に個人情報とか。」
「お前だけだし。」
「それ、余計まずいんじゃない?」
「…まずい、かな?」
先生は顎に手を当てて端正な顔をきゅっとしかめ、
「岩瀬先生にバレたらまた怒られちゃうかなぁ…」
なんてぶつぶつ言っている。
そんな先生が可愛らしくてつい、
「先生可愛い。」
と笑ってしまう。
「そういう言い方するなって。」
先生が不機嫌そうに眉を寄せる。
「中学生だって言ってるもん。」
私が反論する。
「中学生は…いいんだよ。」
「なんで?」
私がその不機嫌な先生の顔を覗き込むと、先生は反射的に眼を逸らした。
「…言っても良いヤツと悪いヤツがいるだろう?」
「何それ。私、言ったら悪いヤツなんだ?」
と、口を尖らせる。
「いや、そういう意味じゃ…」
「じゃどういう意味?」
今度は膨れっ面をして見せる。
もちろん本気じゃない。
ちょっと不安になる。
「…先生、いいの?生徒に個人情報とか。」
「お前だけだし。」
「それ、余計まずいんじゃない?」
「…まずい、かな?」
先生は顎に手を当てて端正な顔をきゅっとしかめ、
「岩瀬先生にバレたらまた怒られちゃうかなぁ…」
なんてぶつぶつ言っている。
そんな先生が可愛らしくてつい、
「先生可愛い。」
と笑ってしまう。
「そういう言い方するなって。」
先生が不機嫌そうに眉を寄せる。
「中学生だって言ってるもん。」
私が反論する。
「中学生は…いいんだよ。」
「なんで?」
私がその不機嫌な先生の顔を覗き込むと、先生は反射的に眼を逸らした。
「…言っても良いヤツと悪いヤツがいるだろう?」
「何それ。私、言ったら悪いヤツなんだ?」
と、口を尖らせる。
「いや、そういう意味じゃ…」
「じゃどういう意味?」
今度は膨れっ面をして見せる。
もちろん本気じゃない。