星降る空で抱きしめて【上】~女子校英語教師と生徒の恋の場合
8月に入り、お盆休みの数日間は学校も完全に休みになるのでその間だけは自宅で過ごしたけど、それを過ぎるとまた学校通いを再開した。
その日もまた午前中は図書室で本を読み、昼には外に出て校庭に下りる階段脇の石垣の上の木陰に一人座る。
ここから誰もいない校庭を見渡しながらコンビニで買ってきたパンをかじって昼休みを過ごすのが日課になっていた。
午後1時を回って、
(教室に戻らなきゃなぁ…)
と思ったけど、今日はその気力が入らない。
蝉時雨を聞きながら眩し過ぎる太陽が注ぐ校庭を眺めていると、時々吹く風も熱風なのに、その暑ささえもが心地良い開放的なものに感じた。
(私は毎日何してるんだろう?)
ただ座っているだけでも汗が滲んでくる。
それでも教室に行きたいと思えなかった。
自分の我慢に限界が来てる?
いや、そんなことない。
そうだとしても気付いてはいけない。
その日もまた午前中は図書室で本を読み、昼には外に出て校庭に下りる階段脇の石垣の上の木陰に一人座る。
ここから誰もいない校庭を見渡しながらコンビニで買ってきたパンをかじって昼休みを過ごすのが日課になっていた。
午後1時を回って、
(教室に戻らなきゃなぁ…)
と思ったけど、今日はその気力が入らない。
蝉時雨を聞きながら眩し過ぎる太陽が注ぐ校庭を眺めていると、時々吹く風も熱風なのに、その暑ささえもが心地良い開放的なものに感じた。
(私は毎日何してるんだろう?)
ただ座っているだけでも汗が滲んでくる。
それでも教室に行きたいと思えなかった。
自分の我慢に限界が来てる?
いや、そんなことない。
そうだとしても気付いてはいけない。