星降る空で抱きしめて【上】~女子校英語教師と生徒の恋の場合
「じゃあ南条。気を付けて帰れよ。」
「…はい。」
私たちは昼には図書館を出て、この後学校に行くと言う先生と駅で別れることになった。
(ホントはもっと一緒にいたい…)
「先生…」
「ん?」
「あの…今日は、ありがとうございました。」
「どういたしまして。」
「…」
「…」
会話が終わってしまう…
いよいよ帰らなきゃ、と思った時、
「南条。」
と、先生が私を呼び止めた。