キミノテノヒラノウエ。
家事代行的ルームシェア。
自分の中で決めてしまえば、

もう、なんの迷いもない。

だって、あの場所すごく素敵だもん。
仕事場に近くて、海があって、商店街で買い物も出来る。
海沿いを少し歩けば、おしゃれなレストランもbarもある。

家事は薫ちゃんが予想した通りで、家では私の仕事だったから、
そう、問題にならないって思うし。

ただ、誰とルームシェアをするかって事について、

家では『仕事先で出会った同期と。』

と言っておいた。


両親は遠すぎる勤務先を心配していたから直ぐにOKが出たし、

ルームシェアで同棲じゃないんだから問題ないでしょ。

と自分に言い聞かせ、私は引越しの準備をした。




おねーちゃんには薫ちゃんが言っておくって言っていたし。

大丈夫。

薫ちゃんに他の女が近づかないよう、ちゃんと見張っておくよ。

と心の中で言っておいた。
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