キミノテノヒラノウエ。
今日は教授の誘いで飲み会だ。
なんかいいことがあったらしい。機嫌が良くて助かる。


飲みの席で隣に座った桜井に
「派手な下着ってどういう事だと思う?」と聞くと、

「勝負下着?」と言うので、なんの勝負だと眼を見張ると、

「オンナノコの常識かな。
一応エッチに備えて相手の好みに合わせて清楚系とか、エロい系とか?」

と言うので、

「俺は中身しか見てねー。」と野村先輩が言うので、俺もうなずくと、

「キミタチは女の気持ちがわかってないね。
脱ぐ前にも綺麗に見せたいってオンナゴコロじゃない。」

と呆れた声を出すので、

誰にだ?

と思ったのが顔に出たようで、野村先輩が

「なに?てまりちゃんに他の男?」と嬉しそうに俺に聞いてくる。

この人は最近、オンナに振られたらしく、荒れ気味だ。

「一緒にしないでください。」

と言っておいたけど、最近てまりは態度がおかしい。


俺は教授のお供をホドホドで切り上げて、

馴染みのbarで1人で飲むと、

どんどん不安になっていく。

他に好きな男でも出来たのか…

ちっとも縮まらない距離は…

どうなんだろう…
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