嘘つきな婚約者


「さあ、そろそろ寝ようか。」

「そうね。」

二人で歯を磨き、寝室に向かう。

「今夜、恵都をもらってもいい?」

良さんの言葉に、私に私は小さく頷いた。




その夜、私たちは、結ばれた。

良さんは、初めての私を気遣いながら、優しく優しく抱いてくれた。

良さんが入ってきたときは、痛みとともに、幸せを感じた。

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