空飛ぶ白い羽
「―――
そうだったんだ。
でもごめんね
でも我慢してね」
―――ッ
「
え
――― 」
ギュッ
「ほら
怖くないでしょ?」
え、抱きしめられてる?
背中に回った手がゆっくりゆっくりトントンと叩いて
まるで私の鼓動に合わせてるように
優しく叩いてくれる
何故か
今抱きしめないと羽魅ちゃんがどっかにいってしまうような気がした
「
よかった
震えとまったね
僕の事怖がらなくていんだよ?
」
「―――ッ
は、離してください!」
―――
――――――
「すいません
大丈夫なので
もう私には構わないでください
お願いします。」