想いの一方通行
「あの!」
「あの、」
…見事にかぶった。
「あ、高橋くん先いいよ?」
「う、え、はい。
LINEとか交換出来ないかな。
とか思ってたりその…」
「嘘!私もそのこと言おうとしてた!」
「マジ!?」
「なんか、話してても普通に楽しくて、
また話したいなーとか…
って何私は言ってるんだろ。。」
ニコニコしながらそんな事言われたら
…死ねる。
「鈴木さんって面白いね?」
「いや、高橋君だけには言われたくないよ」
「えぇっ!?」
そんなに変だったかな?
「じゃあ、QRコードでいい?」
「うん!」
LINEの新しい友達ってとこに
夏鈴♪
と入った。
トプ画が友達とのプリクラだった。
いつもクールな鈴木さんと
イメージが変わっていて、
…可愛かった。
デデーン
高橋颯斗はただの変態に成り下がった。
「高橋くん!またね!」
「おぅ!また!」