想いの一方通行
今日も高橋君の方が早く片付けを始める。

私はもう少しやる。

私も片付けをしなきゃ

いけない時間になった。

あの告白を聞いたからかな?

なんとなく気が重かった。

最近はお互いに自主練に残ってる時は

一緒に帰ることが当たり前になってた。

でも、もし、高橋くんに彼女が出来たら?

自主練にさえも残ってくれないかも

しれないんだよね。

うーん。それは問題だな。

「じゃあ、鍵返して来る」

「ありがとう、高橋くん。」

私は校門で待ってる。

あのマネージャーの子のように

私も告白をしてみればいいのかな?

せっかく友達までになったのに…

もう少しだけ、もう少しだけね、

仲良く喋りたいかなーとか

思ったりなんだり。。

「お待たせしましたー」

高橋くんがきた
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