恋愛失調症
「とりあえず、俺の車に乗る?あそこに停めてあるんだけど」
わたしは頷いて自ら見知らぬ男の車に乗り込んだ
「君、名前は?俺はまさのり。はせがわまさのりだよ」
「なずなだよ、」
「なずなちゃんか、なずなちゃんかわいいね。通りすがりのふりして実はずっと様子を見てたんだよ」
「え?」
まさのりはわたしの冷えきった太股に手を触れた
「あ、可愛いこだなー、かっこいい彼氏でもまってるのかなー、早く彼氏来てやれよ、ってね」
わたしたちはそんな会話をしながらホテルに入った