俺様上司と私の秘密の恋。
「ハハハ、まさか?
そんなわけないでしょ?
島くんの思い過ごしだよ!」
「嘘つくな!
最近お前疲れた顔してるし辛そうな顔。
好きな奴のことくらいお見通しだ」
なっ……/////
好きな奴って……
「あ、悪ぃ。
別にどうこう言うつもりはないし
諦めてるから心配すんな」
「うん」
こんなにも島くんが、私を想ってくれてたなんて知らなかった……
「で、このことは部長は知ってるのか?」
これ以上、誤魔化せないと思った私は横に首を振った。
「なっ!!!何してんだ、部長は」
「お願い、島くん。
部長には言わないで?
心配とか迷惑とかかけたくないから……
私なら大丈夫だし戦えるから!ね?」
「でも……」
「ありがとう、心配してくれて。
でも、ほんとに大丈夫だから。
ごめんね、私は帰るね」
正直これ以上島くんといたら、今の私だと島くんに甘えてしまう。
だから自分の分のお金をおいて店を後にした。