俺様上司と私の秘密の恋。
新しい会社。
翌日、Sakuragi食品株式会社初出社の日。
今、みんなに紹介を受けているところだった。
「以前までNセン株式会社で務めていた
雛沢令奈さんだ、今日から俺専属で秘書やってもらうから
みんなわからないことあったら
教えてやってくれ。
雛沢、挨拶頼む」
「初めまして、
Nセン株式会社にいた雛沢です。
秘書の仕事はしたことがないので
わからないこともたくさんあると思いますが
今日からよろしくお願いします!」
きっと、前の会社で一緒だったことはみんなも気づいてるであろう。
そして春馬さん専属秘書になるにつれ、みんなはコネとか色々言われるのも覚悟してた。
でも、それは大きく違ったのだ。
「初めまして〜、
私は副社長専属秘書の松川花奈です
わからないことあればいつでも聞いてください」
「どうも〜
新山弘樹、俺もまだ新人だからわからないことあるけど
秘書の仕事の基礎は知ってるから
いつでも聞いて」
「私は山崎めぐみ、よろしくね!」
と、みんな暖かく迎え入れてくれた。
「よろしくお願いします」
挨拶は無事終了して、さっそく仕事に入る。
春馬さんに呼び出されていたので社長室に行くと、社長室はすごく広くてでも落ち着くような部屋だった。