俺様上司と私の秘密の恋。
「なんでだよ、いいじゃん別に」
いや、よくないんだってば……
なんて思ってたらいきなり後ろから
「新山、俺の彼女になんか用?」
と、春馬さんの声が。
って、おい!!
バラすなって前に釘指したのに、どうしてバラすのよー!!!!
「えっ?」
ほら、新山くん驚いて固まったじゃん。
「社長、何を冗談言ってるんですか!」
なんて言い返しながらも、睨みをきかす。
春馬さんは、あっ!と思い出し申し訳なさそうな顔をする。
そんな顔したって許さないんだから。
新山くんは我にかえり
「令奈、社長と付き合ってんの?」
と、聞いてきた。
正直嘘はつきたくないし
これ以上隠すのもよくないか。
私は静かに頷いた。