俺様上司と私の秘密の恋。
新山くんは一瞬驚いたが何かを納得した顔で
「なんで今まで黙ってたか知らないけど
心配すんな、誰にも言わねーよ。
さ、俺はこの書類コピーしてくるわ」
そう言って秘書室を出て行った。
それを確認して私は春馬さんの方を向く。
春馬さんは焦っているようで落ち着きがない。
それもそうだ。
だって私、ものすごく怒った顔してるだろうし。
「令奈、悪ぃ……」
「社長、会議8時からNセン会社なんで
早く支度してください」
それだけ伝え、私も秘書室を後にした。
10分くらいは余裕あるだろうし、コーヒーでも買いに行こう。