オオカミスイッチ 【完結】
「話したくなったら、いつでも言って。
 ちゃんと聞くから」

耳元で、蒼井先輩の
低音ボイスが響いた。

くすぐったいような
せつないような。
ごちゃまぜの気持ちになった。
それはまるで
クリームソーダのアイスが溶けてしまった
メロンソーダみたいな。

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