オオカミスイッチ 【完結】
膝枕っ!

私の膝の上で
蒼井先輩がゴロンってなって
本を読んでいる。
しかも
メガネ掛けてるっ!
細い、黒淵メガネを掛けた先輩は
アニメの主人公みたいにかっこよくて
私は気づかないうちに
じっと見つめていた。

「見すぎ。
 早くテキスト読みなさいっ」

『あ?ハ、ハイッ』

「クク・・
 見とれちゃった?」

うんうん、とうなづく。

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