オオカミスイッチ 【完結】
「俺の部屋の合鍵。
俺とリオしか持ってないから」
『蒼井先輩・・』
「いつでも来ていいから。
勝手に来て
勝手に寝て
勝手に休んでっていいから」
『でも・・』
「そうして欲しいんだ」
私はその鍵を、ぎゅっと握りしめた。
「じゃ、行くね。バイバイ」
蒼井先輩は運転席の窓を閉め、
車を発進させた。
小さくなる車を見送りながら
蒼井 弦の波に
深く深くのみこまれていく自分に、
気づいた。
俺とリオしか持ってないから」
『蒼井先輩・・』
「いつでも来ていいから。
勝手に来て
勝手に寝て
勝手に休んでっていいから」
『でも・・』
「そうして欲しいんだ」
私はその鍵を、ぎゅっと握りしめた。
「じゃ、行くね。バイバイ」
蒼井先輩は運転席の窓を閉め、
車を発進させた。
小さくなる車を見送りながら
蒼井 弦の波に
深く深くのみこまれていく自分に、
気づいた。