オオカミスイッチ 【完結】
大希とも江里菜とも、1年のときから同じゼミを取っていた。
課題やレポートなんかも、3人で徹夜して仕上げたことがある。

『あー、うん・・』

「え?そうなの?気づかなかった!」

「誰と?」

『蒼井・・先輩』

「どこ行ったんだ?」

『なんか、どっかの屋上』

「何しに?」

『うーん。スマホで写真、撮った』

「なんだ、ソレ」

『だって、本当のことだもん』

「ちょっと楽しそうね」


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