オオカミスイッチ 【完結】
「紹介するね。俺の彼女。」

―――俺の、彼女―――

未だに慣れないこの響き。
かなり照れるんですけど・・
と思いつつ、ここはしっかりご挨拶。

『こんにちわ』

「こんにちわ。私はこの店のオーナーの孫。
 いつもはおじいちゃんが居るんだけど
 今日はコーヒー豆の仕入れで
 出かけてるの」

「そうか、じいちゃんいないんだ」

「ま、ゆっくりしていって」

「うん」

お姉さんがカウンターへ戻ると
私たちは2人席に座った。
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