オオカミスイッチ 【完結】
昔、少しだけここでバイトしたことがある
と蒼井先輩は教えてくれた。
そのとき、オーナーおじいちゃんに
とても良くしてもらい、コーヒーの淹れ方も
味も、すべて教えてもらった、と言っていた。

私はそれよりも
お姉さんとの関係が気になった。

『お姉さんとも・・親しそうですね』

「ああ、カオリさん?
 俺がバイトしてた時、すでにバツ1
 だったな。俺より・・10コ上。
 ・・何?・・ふーん」

きっと見透かされてる。

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