オオカミスイッチ 【完結】
「本心じゃ、ないんでしょ?」

静先生は、ハーブティーを飲みながら
静かに聞いてきた。

私も特に緊張することなく、
普通に答えることができた。

だってもう
失うものは
何もないから。


『100% 嘘です。
 一世一大の大芝居です』

「ふふっ。
 相変わらず面白いわね、皆川さん」
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