オオカミスイッチ 【完結】
なんとか立ち上がり、ぺこりとお辞儀。

『あの・・
 えと・・
 お先に失礼しますっ。
 では。』

再び駆け出す私。
置き去りにしてゴメンなさい。




「っぶねぇ・・
 理性ぶっ飛んでた・・」

その声は、私の背中に届く前に
高く空へと消えていった。

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