夫の優しさ、夫の強さ


私の部屋は、日本で言うビジネスホテルのように、ベッド、デスク、クローゼットそしてバストイレ付きだった。

1人で使うのに、十分な部屋だ。

「今夜は、僕と夕食を食べてもらえますか?これから、よろしくと言うと意味で、ぜひご馳走させてください。」

「でも、お忙しいのではないですか?」

「食事をする時間は、ありますよ。それに、僕は、食事を大切にしています。人間の三大欲求の一つですからね。」

「わかりました。ご一緒させていただきます。」

「では、今夜7時頃、迎えにきます。近くのレストランなので、ラフな服装で大丈夫ですから。それまで、荷物を整理してゆっくりしていてください。」

「ありがとうございます。」

芳賀さんは、そう言うと仕事に戻って行った。

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