満月の下、蘇る
私たちは今、理事長の前にいる
「・・・なあ櫂」
櫂「・・・なんだ」
「俺・・・入りたくない」
櫂「・・・俺もだ」
なぜ二人共入りたがらないのかって?
・・・ドアにでっかく『入るな危険』と張り紙が貼られているから。
「これ、イタズラだと思うか?」
櫂「いや、ここは不良高校だ。
多分本当だよ。多分な?多分」
「だよな〜・・・」
櫂「もう覚悟を決めて入ろうぜ」
櫂がそう言うもんだから仕方なく入ることにした。
「失礼しまーs「ワン!!!」
WOW!?」
入った瞬間何かが飛びついてきた
あ、私アメリカ帰りだからね?忘れないで?
櫂「・・・なんで犬?」
?「ああ!ベル!!ダメでしょ!!」
何処からか男の人が出てきてひたすら私の顔を舐めてる犬を引き離した。
?「ベルがすまんね。ああ!顔がベタベタじゃないか!そこにあるタオル使っていいよ
それにしても久しぶりだね。綺羅と櫂」
「「・・・えっ????」」
「まって・・・え、ウィルソン!?なんでいるの!?」
櫂「ここの理事長ってウィルソンさんなんですか!?」
あ、紹介するね。
この人はマーク・ウィルソン。
『Darkness Blue』を作った人。つまり、初代総長
今は世界№1のマーク組の組長
この人はバリバリのアメリカ人なんだけど日本大好きだから日本語ペラペラ。
当時の『Darkness Blue』のメンバーもウィルソンの影響で日本大好きになって日本語ペラペラだったらしい(笑)
「ウィルソンお前なんで日本にいんの?
お前マーク組の組長だろ?はよアメリカに帰れや」
ウィ「そんな冷たい事言うなよ綺羅(笑)
実はな、マーク組も日本に拠点を移すことにしたんだよ」
「「・・・はああああ!?」」
ウィ「はっはっは!!
驚くのも無理はない」
櫂「いや、ウィルソンさん相変わらず凄いお方ですね」
「あーもう意味わかんね。
それより俺らの担任誰?」
ウィ「ああ!今から呼ぶからちょっと待て」
そう言うとウィルソンは机の上に置いてある謎の機械のボタンを押した。
櫂「・・・?それは何の機械ですか?」
ウィ「ああ。これ?
これは教員呼び出し機。
このボタン押すだけで呼び出せるんだ。
まあ、危険だから適用してるのはお前らの担任になるやつだけなんだけど。」
「危険ってどうi((ガラッ?「ウィルソン!」
あ゙ぁ゙ん? 」
櫂「綺羅!言葉遮られたくらいで怒らないで!」
「ああ、すまん」
?「ウィルソン!その機械使うなよ!!
それ使うたびに俺の寿命縮むから!!
せめて電流流すのだけはやめて!?」
ウィ「紹介しよう。君たちの担任
三浦ルト君だ」
「「・・・三浦・・・ルト!?」」
ル「ったく無視するなよな
よ!久しぶりだな二人共!」
「え!待って!?ルト教師なの!?あのクソ野郎ルトが!?」
ル「え?俺クソ野郎?え?」
櫂「この学校終わってるな・・・」
ル「櫂まで・・・!(泣)」
あ、こいつも紹介しなきゃね。
こいつは三浦ルトーMiura Rutoー
『Darkness Blue』の一応2代目総長
こいつはアメリカと日本のハーフ。
こいつも産まれはアメリカなのに日本大好きで日本語ペラペラ。
こいつの代から族のメンバーに日本人を積極的に入れるようになった
ル「全く・・・相変わらず俺の扱い雑だよな
それよりそろそろHRだから教室行くぞ」
「りょーかい。
あ、私苗字はそのままだけど、名前は瑠偉だから。
くれぐれも本名で呼ばないでね?」
私はにこっと黒い笑みをルトにプレゼントした。
ル「お、おう!任せとけ!
とりあえずその怖い笑みしまって?な?
・・・よし!じゃあ行くぞ」
「じゃあ、ウィルソンまたね」
ウィ「いつでも来ていいからな〜」
櫂「お世話になります!!!」
私達はニコニコと手を振ってるウィルソンに見送られ理事長を出た。