熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
「美夜……」
ドアが閉まらないうちに、
後ろから抱すくめられた。
「もう待てない」
と私の髪をかき分け、
うなじを見つけると熱い唇を押し付けて来た。
だいじにされてる感じがする。
こうして、
後ろから抱きしめられるのもいい。
ファイサルは、
私の体を軽く持ち上げると
壁に背を向けるように向きを変えさせた。
今度は、唇を軽く口に含むように
優しく甘噛みするように、キスしてきた。
彼は、私を壁に釘づけにしてる。
ここから奥には、一歩も進むつもりはないみたいだ。