熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~


彼がスーツの上着を脱いで、
廊下の方にポイっと放り投げる。

私も、彼に直に触れたくて
ボタンを外す。

シャツだけになった彼の体に
ぎゅうっと抱きしめられる。

「ボタン、外れてないよ……
美夜は、私を焦らそうとしてるのか?」

「そうじゃないって」
慌てて首を振る。

ファイサルに、ブラウスを引っ張り上げられて、
肌があらわになった。

残りの下の方のボタンも、
ゆっくり彼の長い指が外していく。


< 131 / 295 >

この作品をシェア

pagetop