熱砂の国から永遠の愛を ~OL、砂漠の国のプリンスに熱愛される~
彼がスーツの上着を脱いで、
廊下の方にポイっと放り投げる。
私も、彼に直に触れたくて
ボタンを外す。
シャツだけになった彼の体に
ぎゅうっと抱きしめられる。
「ボタン、外れてないよ……
美夜は、私を焦らそうとしてるのか?」
「そうじゃないって」
慌てて首を振る。
ファイサルに、ブラウスを引っ張り上げられて、
肌があらわになった。
残りの下の方のボタンも、
ゆっくり彼の長い指が外していく。