愛され系男子のあざとい誘惑
「そういうのをあざといって言うんですよ。もうっ!明日からはネクタイ結びませんからね!」
「えーっ。せっかくネクタイ買ったのに使い道なくなるよ。それに評判なんだけどな、俺のスーツとメガネ姿」
「尚更ダメです。私が見れないのに」
「あれ?それってヤキモチ?可愛い。じゃあ明日からはネクタイやめようか。優美ちゃんがぎこちない手つきで結んでくれるの見るの好きだったんだけどなぁ。じゃあやめる代わりに優美ちゃんは敬語なしね」
「えっ?!敬語なしなんてそんなのいきなり無理ですよ」
「じゃあ買ったネクタイ、優美ちゃんに使っちゃう?」
そう耳元で呟くヒロさんは噎せる私に大笑い。いつもこうやって掌で転がされている気がする。でも、それを不思議と嫌だと感じることはなくてドキドキする私はやっぱりヒロさんが好きなんだと思う。
「食べ終わったら連れて行きたいところがあるんだ」
「えっ?でも仕事いいんですか?」
「うん。今日は仕事よりも優美を優先させて」
優美と呼び捨てで呼ばれ、真剣な眼差しで私を見るヒロさんにまた胸が高鳴った。「わかりました」と頷いた私の頭をヒロさんはそっと撫でてくれた。
「えーっ。せっかくネクタイ買ったのに使い道なくなるよ。それに評判なんだけどな、俺のスーツとメガネ姿」
「尚更ダメです。私が見れないのに」
「あれ?それってヤキモチ?可愛い。じゃあ明日からはネクタイやめようか。優美ちゃんがぎこちない手つきで結んでくれるの見るの好きだったんだけどなぁ。じゃあやめる代わりに優美ちゃんは敬語なしね」
「えっ?!敬語なしなんてそんなのいきなり無理ですよ」
「じゃあ買ったネクタイ、優美ちゃんに使っちゃう?」
そう耳元で呟くヒロさんは噎せる私に大笑い。いつもこうやって掌で転がされている気がする。でも、それを不思議と嫌だと感じることはなくてドキドキする私はやっぱりヒロさんが好きなんだと思う。
「食べ終わったら連れて行きたいところがあるんだ」
「えっ?でも仕事いいんですか?」
「うん。今日は仕事よりも優美を優先させて」
優美と呼び捨てで呼ばれ、真剣な眼差しで私を見るヒロさんにまた胸が高鳴った。「わかりました」と頷いた私の頭をヒロさんはそっと撫でてくれた。