スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「えっ? 立派なビジネス?」
「そうだよ。広瀬さんなら口が堅そうだし、どうせ亮平から聞くだろうから話すけど。俺と萌には、結婚の話があってさ」
「ええっ⁉︎」
貴也さんと萌さんに結婚話があるの? でも、萌さんは一言も、そんな風には言ってない。
むしろ、亮平さんへの未練でいっぱいなのに……。
「いわゆる政略結婚ってやつ。アパレルと百貨店で手を組んで、お互いの事業拡大や、海外進出を狙うんだけど……」
「あの……、そんなことを私に話して大丈夫なんですか?」
「構わないよ。周りの人間は知ってるし、もちろん亮平だって」
そう言われてみれば、プティの店長、中崎さんも亮平さんと貴也さんのどちらかと、政略結婚の話があると言っていたっけ。
すっかり亮平さんだと思い込んでいたけど、違ったんだ。少し心が軽くなったとき、貴也さんがため息をつきながら続けた。
「それが今になって白紙にしたいって言われてさ。原因は亮平。広瀬さん、なにか知ってる?」
「そうだよ。広瀬さんなら口が堅そうだし、どうせ亮平から聞くだろうから話すけど。俺と萌には、結婚の話があってさ」
「ええっ⁉︎」
貴也さんと萌さんに結婚話があるの? でも、萌さんは一言も、そんな風には言ってない。
むしろ、亮平さんへの未練でいっぱいなのに……。
「いわゆる政略結婚ってやつ。アパレルと百貨店で手を組んで、お互いの事業拡大や、海外進出を狙うんだけど……」
「あの……、そんなことを私に話して大丈夫なんですか?」
「構わないよ。周りの人間は知ってるし、もちろん亮平だって」
そう言われてみれば、プティの店長、中崎さんも亮平さんと貴也さんのどちらかと、政略結婚の話があると言っていたっけ。
すっかり亮平さんだと思い込んでいたけど、違ったんだ。少し心が軽くなったとき、貴也さんがため息をつきながら続けた。
「それが今になって白紙にしたいって言われてさ。原因は亮平。広瀬さん、なにか知ってる?」