スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「実和子、今日はランチを一緒にしない?」
亮平さんと離れてから十日、お互い連絡を取らないままの日が続いた。
私も仕事が忙しく、一息ついた頃には日付が変わることが毎日で、土日も出勤している。
そんな日々でメールすら送る気力もなく、彼から連絡がないことにも気にならないくらいだった。
「うん。優奈とランチなんて久々だね。どこ行く?」
「近くのカフェは? 和食のランチプレートが人気なのよ」
「じゃあ、そこで決まり」
バッグを手に取り優奈とオフィスを出ると、外は澄み渡る青空と、暖かい風が吹く気持ちのいい天気だった。
亮平さんから貰った指輪も外していて、まるで彼の存在を感じるものがないからか、付き合っていることすらも、夢のように感じる。
「ねえ、実和子。最近、橘副社長とはどうなの? 全然、話してくれないけど、うまくいってる?」
お店に向かう通りを歩きながら、優奈が心配そうに聞いてきた。
貴也さんや萌さんが絡むだけに、うかつに話ができなくて、優奈にはほとんど亮平さんの話はしていない。
亮平さんと離れてから十日、お互い連絡を取らないままの日が続いた。
私も仕事が忙しく、一息ついた頃には日付が変わることが毎日で、土日も出勤している。
そんな日々でメールすら送る気力もなく、彼から連絡がないことにも気にならないくらいだった。
「うん。優奈とランチなんて久々だね。どこ行く?」
「近くのカフェは? 和食のランチプレートが人気なのよ」
「じゃあ、そこで決まり」
バッグを手に取り優奈とオフィスを出ると、外は澄み渡る青空と、暖かい風が吹く気持ちのいい天気だった。
亮平さんから貰った指輪も外していて、まるで彼の存在を感じるものがないからか、付き合っていることすらも、夢のように感じる。
「ねえ、実和子。最近、橘副社長とはどうなの? 全然、話してくれないけど、うまくいってる?」
お店に向かう通りを歩きながら、優奈が心配そうに聞いてきた。
貴也さんや萌さんが絡むだけに、うかつに話ができなくて、優奈にはほとんど亮平さんの話はしていない。