スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
これが私たちの想いです
亮平さんは少し離れて電話に出ている。なかなか思うように、ふたりの時間を過ごせないもんなんだな……。
私も明日は仕事だし、またすれ違いの日々が続くのか。でも、それでも気持ちはすれ違わないと、それだけは絶対に言える……。
「なに⁉︎ それは本当か? マズイな……」
なにか良くない内容なのか、亮平さんの口調が荒立っている。
「分かった。すぐに行く」
電話を終えた亮平さんは、強張った顔で私のところへ戻ってきた。
「ごめん、実和子。今から会社に行かないといけなくなった」
「いいんです。謝らないでください。私のことは気にしなくていいんで、早く行ってください」
亮平さんは「本当にごめん」と言って、急いでスーツに着替えると、飛び出すように出ていった。
なにがあったんだろう。心配だな……。ふとダイニングテーブルに目をやり、ほとんど手つかずのパンに切なさを感じる。
「せめて、亮平さんに食べてほしかったな……」
私も明日は仕事だし、またすれ違いの日々が続くのか。でも、それでも気持ちはすれ違わないと、それだけは絶対に言える……。
「なに⁉︎ それは本当か? マズイな……」
なにか良くない内容なのか、亮平さんの口調が荒立っている。
「分かった。すぐに行く」
電話を終えた亮平さんは、強張った顔で私のところへ戻ってきた。
「ごめん、実和子。今から会社に行かないといけなくなった」
「いいんです。謝らないでください。私のことは気にしなくていいんで、早く行ってください」
亮平さんは「本当にごめん」と言って、急いでスーツに着替えると、飛び出すように出ていった。
なにがあったんだろう。心配だな……。ふとダイニングテーブルに目をやり、ほとんど手つかずのパンに切なさを感じる。
「せめて、亮平さんに食べてほしかったな……」