スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
いつの間にそこまで……。それも、私の両親に会ってくれると、即断してくれた気持ちが嬉しい。

「ありがとうございます。でも、亮平さんが謝ることじゃないです……」

「俺の問題で巻き込んだんだ。謝るのは当然だろう?」

「でも……」

とその瞬間、亮平さんが抱きしめた。

「お前が、そんなに気を遣う必要はない。とりあえず、今夜はゆっくり寝よう。もう、余計なことは考えるな」

「はい……」

どれほど、亮平さんに心配をかけただろう。婦警さんが、説明しきれないほどに、彼が取り乱していたと言っていたっけ。

それでも、部長や両親と連絡を取ったり、私を迎えにきてくれたり、そのときの亮平さんの姿を想像すると、泣きたくなってくる。

今夜は、彼の言葉に素直に従おう。亮平さんは、ベッドの中でも優しく私を抱きしめて、眠りについた。

私もその温もりの安心感から、あっという間に眠っていた……。
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