スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
クスッと笑うと、副社長もぎこちない笑みを見せる。
「そう言ってもらえると、本当にありがたいよ」
「それに、もうひとつ候補にしていた方も、どうするかすごく悩んだじゃないですか。やっぱり、あっちの方が良かったってことですよ」
さっそく戻ったら、商品の手配をしなくては。息巻く私に、副社長はクックと笑った。
「広瀬さんは、本当に前向きでバイタリティがあるな。来週のダイニングバーのプレオープン記念パーティーは、広瀬さんも来てくれるだろう?」
車に乗り込むと、副社長は私に優しい笑顔を向ける。
「いいんですか? ぜひ、伺います!」
嬉しい。パーティーに呼んでもらえるなんて……。インテリアの感想が聞けるかもしれないし、ちょっと不安はあるけど楽しみだ。
それから戻った私たちは、社長と部長に経緯を報告した。部長は、かなり驚いていたけど、橘不動産の社長は、さすがグループ会社の方だけあり、涼しい顔で聞いていた。
きっと私が垣間見た副社長の怖い一面は、普段の仕事ではそう珍しくないのかもしれない。
そして、トラブルになったVIPルーム用のインテリアも無事に納品され、いよいよダイニングバーのプレオープンの日になったーー。
「そう言ってもらえると、本当にありがたいよ」
「それに、もうひとつ候補にしていた方も、どうするかすごく悩んだじゃないですか。やっぱり、あっちの方が良かったってことですよ」
さっそく戻ったら、商品の手配をしなくては。息巻く私に、副社長はクックと笑った。
「広瀬さんは、本当に前向きでバイタリティがあるな。来週のダイニングバーのプレオープン記念パーティーは、広瀬さんも来てくれるだろう?」
車に乗り込むと、副社長は私に優しい笑顔を向ける。
「いいんですか? ぜひ、伺います!」
嬉しい。パーティーに呼んでもらえるなんて……。インテリアの感想が聞けるかもしれないし、ちょっと不安はあるけど楽しみだ。
それから戻った私たちは、社長と部長に経緯を報告した。部長は、かなり驚いていたけど、橘不動産の社長は、さすがグループ会社の方だけあり、涼しい顔で聞いていた。
きっと私が垣間見た副社長の怖い一面は、普段の仕事ではそう珍しくないのかもしれない。
そして、トラブルになったVIPルーム用のインテリアも無事に納品され、いよいよダイニングバーのプレオープンの日になったーー。