スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
「そうなんですか? それはぜひ、行かせてください」
ギリギリまで完成しなかったのがVIPルームだっただけに、もう一回見てみたかった。
思いがけないお誘いに嬉しくなり、頬が緩む。エレベーターで二階に上がると、奥の個室に案内してくれた。
中に入ると、ゆったりとしたクリーム色のソファーに、ガラスのローテーブルが置かれ、天井のキャンドル型のシャンデリアが暖かい光を放っている。
「やっぱり、このインテリアで正解ですよね。落ち着いた雰囲気にピッタリ」
キョロキョロ辺りを見回していると、副社長のクスクス笑う声がした。
「広瀬さんは、本当に仕事熱心だな。だけど、今夜くらいは、仕事のことは忘れないか?」
「えっ?」
意味が理解できないで立ち尽くしている私の側に、副社長はゆっくり歩いてきた。
「広瀬さん……じゃなくて実和子ちゃん。今夜はきみに、どうしても伝えたいことがあったんだ」
名前で呼ばれ、それもかしこまった雰囲気に、ドキドキと胸が高鳴ってくる。
「な、なんでしょうか?」
ギリギリまで完成しなかったのがVIPルームだっただけに、もう一回見てみたかった。
思いがけないお誘いに嬉しくなり、頬が緩む。エレベーターで二階に上がると、奥の個室に案内してくれた。
中に入ると、ゆったりとしたクリーム色のソファーに、ガラスのローテーブルが置かれ、天井のキャンドル型のシャンデリアが暖かい光を放っている。
「やっぱり、このインテリアで正解ですよね。落ち着いた雰囲気にピッタリ」
キョロキョロ辺りを見回していると、副社長のクスクス笑う声がした。
「広瀬さんは、本当に仕事熱心だな。だけど、今夜くらいは、仕事のことは忘れないか?」
「えっ?」
意味が理解できないで立ち尽くしている私の側に、副社長はゆっくり歩いてきた。
「広瀬さん……じゃなくて実和子ちゃん。今夜はきみに、どうしても伝えたいことがあったんだ」
名前で呼ばれ、それもかしこまった雰囲気に、ドキドキと胸が高鳴ってくる。
「な、なんでしょうか?」