スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
視線を合わせるのも恥ずかしいくらいだけど、優しい副社長の眼差しに、目をそらせないでいた。

「俺と、付き合ってくれませんか?」

「えっ⁉︎」

それは、まるで予想もしていなかった言葉で絶句する。まさか、それって副社長からの告白……?

「俺は、実和子ちゃんと仕事をしていて、こんなにひたむきでバイタリティある女性がいるんだと思った」

ゆっくりそう話す副社長に、私は気恥ずかしくなってくる。

そんなつもりはなく、普段どおり仕事をしたつもりだ。

「それはきっと、副社長たちが真剣だったからです。だから、私も頑張ろうと……」

「それは俺も同じだよ。実和子ちゃんがあんなに熱心だったから、引っ張られた」

そんな風に思ってもらえたなら嬉しい。小さく首を横に振った私の頬を、副社長はそっと触れた。

ドキッとさらに胸は高鳴り、体が熱くなっていくのが分かる。

「そんなひたむきな実和子ちゃんを見ていたら、自分の側にいてほしいと思うようになったんだ」
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