スパダリ副社長の溺愛がとまりません!
恋人はイケメン御曹司です⁉︎
突然すぎて、なにが起こったのかすぐには分からない。

だけど、亮平さんのキスが、どんどん深く熱くなっていって、私は自然と声を漏らしていた。

「ん……。亮平さん……」

信じられない……。私がここで、橘副社長とキスをしているなんて。

しばらくして唇を離した亮平さんは、すっかり力が抜けた私を見て目を細めている。

そして私の濡れた唇をなぞりながら、優しく言った。

「実和子ちゃん……じゃなくて、実和子。これから、よろしく」

「はい。よろしくお願いします……」

ドキドキする……。高鳴る胸を抑えて、亮平さんを見上げると、彼にクスクスと笑われた。

「俺の毎日、本当に楽しくなるな」

「それは、私もです……。きっと、しばらくはボーッとしてそうですけど」

最初に、亮平さんと仕事を始めたときは、こんな未来が待っているとは思わなかった。

まさか、恋をしてしまうなんて……。恋をしてもらえるなんて……。

亮平さんは私を抱き寄せて、優しい眼差しを向けてくれた。

「もう一回、キスしていい?」
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